2011年11月17日
分子科学研、二次元有機高分子の多孔性表面構造を自在に構築新手法
【カテゴリー】:新製品/新技術
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科学技術振興機構(JST)はこのほど、自然科学研究機構分子科学研究所が、多孔性有機構造体表面に官能基を導入することにより、多孔構造の表面を自由自在に制御して構築できる手法の開発に成功したと発表した。

次世代太陽電池などに資するテーラーメードな機能性高分子の開発に道を拓くものとみられる。

分子科学研では、多孔性有機構造体を形成する二次元高分子が10億分の1メートルレベルの孔(ポア)を持つナノポア構造をとることに着目し、二次元高分子を形成するモノマーとしてアジド官能基(有機化合物の特性の原因となる原子団)を有する分子を用い、2成分あるいは3成分からなる縮重合反応により高分子を形成した。

この反応により、アジド官能基を設計した通りの量で多孔性構造体の表面に導入できた。

今回の成果は、テーラーメードで多孔性構造を作り出す技術として、機能性高分子の開発に大きく貢献するものと期待される。将来的には、この技術を用いた新たな次世代太陽電池の材料の創出などに応用が可能とみられる。