2001年02月07日
発泡スチレンシートの出荷、1月は8,870トン
三菱化学フォームプラの撤退で前年を大幅に下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:積水化成品工業、中央化学、三菱化学、発泡スチレンシート工業会、JSP、三菱化学フォームプラスティック

 発泡スチレンシート工業会加盟企業による同シートの1月の出荷数量は8,870トンとなった。前年同月の実績を11.5%下回っている。同シートの月間出荷総量が1万トンの大台を割り込んだのは過去10年で初めて。
 1月の大幅減は、同工業会のメンバー会社の一社の三菱化学フォームプラスティックが昨年12月末をもって同シートの製造販売部門を分離して同シートのユーザーである中央化学との共同出資会社に事業を移管したことによるもの。これに伴い同工業会のメンバー会社は積水化成品工業、JSP、サンポリマー、共栄樹脂の4社に減り、その結果、出荷総量が縮小することは予め予想されていた。
 1月の品種別の出荷実績は次の通り。
 ▽トレー反=3,920トン。
 ▽一般反 =1,810トン。
 ▽単体計 =5,730トン。
 ▽ラミ丼 =2,090トン。
 ▽ラミ一般=1,050トン。
 ▽ラミ計 =3,140トン。