| 2001年02月06日 |
| ダウとUCCの合併、FTCが承認~欧州委員会提示の条件に同意 |
| 欧州PE事業分離/メタロセンPE技術ライセンス/アミン2事業売却 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは米国現地時間の5日、ユニオン・カーバイド(UCC)の吸収合併について、米FTC(米国連邦取引委員会)が承認したことを明らかにした。また欧州委員会およびカナダ独占禁止法管轄当局との間では合併承認に当たって提示されたいくつかの条件について同意した。これらの結果2000年をめどに合併を完了させる考え。この結果、UCCはダウの100%子会社として傘下に入り、ダウはグループ売上高284億ドルの大企業となる。 今回ダウは、FTCの承認を得るとともに、欧州委員会およびカナダの独占禁止法管轄当局からは、さらに吸収合併に必要な規定の評価を受けており、承認のプロセスの一部として、次の6点について同意した。これは(1)欧州の一部のポリエチレン資産を分離すること、(2)気相法メタロセン・ポリエチレン技術を分離、ライセンスすること、(3)UCCのポリエチレンプロセス技術「ユニポール」およびポリエチレン触媒事業をユニベーションテクノロジーに寄付すること、(4)ダウのエチレンアミン事業(オランダ・テルヌーゼンの設備を除く)を分離すること、(5)ダウのエタノールアミン事業を分離すること、(6)ダウの北米GAS/SPECガス事業を分離することで、5日付で(2)についてはBPケミカルやシェブロンフィリップス・ケミカルと進めていた共同事業から分離し、(4)については米ハンツマン、(5)はイネオスへ売却する計画を発表している。 ダウの社長兼CEOであるマイケル・D・パーカー氏は、「我々はより良く、より大きな会社になることを約束する。UCCの吸収合併の完了は、1株当たり利益を10%向上させるという我々の成長戦略を加速するものであり、合併がダウの事業の規模や幅、深みなど株主価値を創造し続けるための全ての要素を拡大する」と語った。さらに同氏は、合併の真の価値は、両社の従業員が一つとなることによりもたらされることを強調した。 また、UCCの会長兼CEOであるウィリアム・H・ジョイス氏は、「これは両社の規模ががグローバルに拡大することにより強い企業になることを意味する組み合わせだ。また、我々の従業員が、我々のコミュニティを支援するための大きな能力を与えるともに、顧客に対しより革新的なソリューションを提供する機会が拡大することを意味している」と語った。 なおダウは、2~3カ月中に合併によるシナジー効果について発表する予定だが、1999年8月の発表時の5億ドルを上回る見通し。 |