2011年11月25日
東大院と米NIH、がん細胞が光り出す蛍光試薬を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

東京大学大学院と米国国立衛生研究所(NIH)は、外科手術時や内視鏡・腹腔鏡施術時に、がんの存在が疑われる部分にスプレーするだけで、1分前後でがん部位を鋭敏に検出できる試薬の開発に成功した。

現在の含診断法では1センチ以下の微小がんの検出が困難であるが、再発を防ぐには腹腔内に転移した1ミリ程度の微小がんを検出し、これをすべて取り除くことが重要である。

今回、がん細胞が持つ特殊な酵素活性を鋭敏に検出し、がん部位のみに強い蛍光色を付ける試薬の開発に成功した。

少量スプレーするだけで、数十秒から数分程度で手術者の目で直接確認できるほどの強い蛍光が、がん部位から観察されることをモデル動物を用いた実験で証明した。

このような局所散布による、短時間での鋭敏ながん部位可視化技術は、ほかに例がなく世界初技術となる。