2011年12月08日
日本錬水、三浦工業と水処理事業で提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨン全額出資子会社の日本錬水(本社・東京都港区、黒坂康雄社長)は、ボイラ事業大手の三浦工業(本社・愛媛県松山市、高橋祐二社長)との間で、工場の総合水処理事業で業務提携を締結した。

日本錬水が保有するイオン交換式純水装置を核とするプラントエンジニアリング力や技術サービス力と、三浦工業がボイラ事業によって培った強固な販売ネットワークや製品のパッケージ化ノウハウ、IT(情報技術)活用による運転管理エンジニアリング力など両社の強みを活かし、高品質で高機能、価格競争力のある水処理装置の開発を進め、顧客満足度の向上を図る。

両社は2012年2月までにプロジェクトチームを新設し、新商品開発に取り組む。日本錬水のプラントエンジニアリング力と三浦工業のボイラやRO装置(逆浸透膜装置)などで培った規格パッケージ商品の設計力を組み合わせ、付加価値を追求した価格競争力のある商品を開発する。

また両社は、三菱ケミカルホールディングスグループが所有する水処理機能部材(三菱レイヨンのMF膜、MBR膜、凝集剤、三菱化学のイオン交換樹脂など)を積極的に活用することや、これらの共同仕入れにより水処理システムの一層の価格競争力の強化を図る方針である。