2000年08月07日
西欧のPETボトルの回収量、99年は23万トンに
プラ協が現地のPETボトル団体を訪問調査
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 プラ処理促進協会はこのほど、西欧におけるPETボトルリサイクルの実態調査報告書をまとめてその概要を明らかにした。これは、欧州のPETボトルリサイクル推進組織「PETCORE」を訪問して入手したPETボトルのリサイクルに関する西欧全域の様々な情報をリポートのかたちにまとめたもの。PETCOREは、日本のPETボトル協議会と同じような性格を持つ業界団体で、西欧全域の豊富なデータと情報を収集していることで知られる。
 プラ協のまとめによると、西欧における同ボトルの99年の消費量は122万トンで、うち23万トンが回収された。回収率が特に高かったのは、デポジット制度を採用しているオーストリアとスイスで、両国合計36万トンの消費量のうち回収量は31万トンに達している。リサイクルPETの主な市場は、繊維、食品接触容器、非食品容器、シート等の分野となっている。また、99年には回収された23万トンのうちの約5万トンは中国とインドに輸出された。
 2000年の消費見通しは135万トン、回収見込みは30万トン。2001年の消費見通しは147万トン、回収見込みは40万トンとなっている。
 当面の問題点としては、(1)リサイクル対応が容易でない酸素非透過性の多層ボトルの開発も進められていること(2)中国がWTOに加盟して輸入関税が減免となるとバージン原料が安く入ることになり、同国のリサイクルPETの輸入が激減する可能性があること(3)この場合、欧州市場内でのリサイクルPETが過剰となり価格が下落する恐れがあること--の3点が挙げられている。

http://www.c-nt.co.jp/data/eco/recyclepetEU.html"">西欧におけるPETボトルの消費量および回収量の実績と予測(表)