2011年12月26日
三菱ケミカルの新任社長3氏が会見、抱負語る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨン、三菱ケミカルホールディングス
左から越智、姥貝、石塚、小林、吉田、鎌原の各氏

三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨン3社の新任社長候補は26日緊急記者会見し、今後の抱負などを語った。
三菱ケミカルHDの小林喜光社長(三菱化学社長)は「2015年度にはグループ全体で売上高5兆円、営業利益4000億円達成をめざしている。新しいグループ経営のあり方を模索するためにもトップ新体制を早く決める必要があった」と語ったあと、「厳しい船出になると思うが、3人とも豊富な経験、知見、実績を持っている。グループ利益の最大化に貢献してくれると思う」と新任3氏に太鼓判を押した。

選んだ根拠としては「アクションが早くてすぐに結果が出せる人、危機管理能力があり的確な対応ができる人であること」をポイントに挙げた。

三菱化学の次期社長に内定した石塚博昭氏は「基本的にはこれまでの戦略を引き継ぐ。とくに構造改革をスピードをもってやっていきたい」。三菱樹脂の姥貝卓美次期社長は「グローバル化が進む中で、競争力のある商品をタイムリーに出していきたい。ものづくりに自信をもてる企業をめざす」。また三菱レイヨンの越智仁次期社長は「三菱化学では経営戦略策定の仕事にかかわってきた。今後は経営環境の変化に対応しながら、これまでの中間素材中心から機能商品を育てていくようにしたい」と、それぞれ意気込みを語った。