2001年02月02日
CPPの出荷量、昨年合計も前年超え
5.6%増の14万3,429トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会は2日、CPPフィルム(ポリプロピレン無延伸フィルム)の昨年12月と昨年合計の出荷実績をまとめた。それによると、12月単月は4.5%、年計は5.6%それぞれ前年の実績を上回っている。プラスチック加工製品の中ではめずらしく高い伸び率といえる。
 12月の実績では、食品包装用が3.6%増の1万570トンと引続き順調な伸びを遂げている点が注目される。4ヵ月連続の1万トンの大台超えである。OPPフィルム同様に、食品流通業界や食品業界の間で包装の多様化が一段と進んでいるのがフォローウインドとなっているわけ。
 これに伴い、年計でも食品包装用は4.4%もの高い伸び率となり、数量も12万トンの大台を超えて12万651トンとなっている。この結果、総出荷量は14万3,429トンで99年の6.1%同様の高い伸び率となった。97年は前年を1.6%下回ったが翌年からは3年連続の前年超えである。
 なお、姉妹品種であるOPPフィルム(ポリプロピレン延伸フィルム)の昨年の総出荷数量は24万2,088トンで前年を2.1%上回った。

http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000cpp.html">2000年CPPフィルム出荷実績(表)
※iモードではご覧になることが出来ません。