2012年01月18日
農水省・厚労省、バイエルとモンサントの遺伝子組換え農作物認可へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:厚生労働省、農林水産省

農林水産省と厚生労働省は、バイエルクロップサイエンスと日本モンサントの両社から申請のあった遺伝子組換え農作物3品目について、食用または飼料用のための使用を認可する方針を固めた。食用は厚生労働省の大臣認可となる。

認可申請があった農作物は、バイエルクロップサイエンスの「セイヨウナタネ」(新たに付与された形質は、除草剤グルホシネート耐性、除草剤グリホサート耐性、雄性不稔性、稔性回復性)と、日本モンサントの「トウモロコシ」(同、乾燥耐性)、「同」(同、除草剤グリホサート誘発性雄性不稔性、除草剤グリホサート耐性)の3品目である。

両省では、専門家で構成する生物多様性影響評価検討会総合検討会で検討した結果、「生物多様性への影響がある可能性はない」との結論が出されたため、生物多様性影響が生じる恐れはないと判断、近く大臣認可する方針を固めた。