2012年02月01日
製薬協、「生物多様性に関する基本理念と行動指針」策定
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:日本製薬工業協会

日本製薬工業協会はこのほど、「生物多様性に関する基本理念と行動指針」を策定した。この中で、生物多様性の重要性を認識し、その社会的認識を果たす考えを示した「基本理念」と、それを受けて的確な行動をとるための手引きである「行動指針」を示した。

まず、基本理念では「地球環境の重要な基盤である生物多様性が生み出す自然の恵みに感謝し、自然環境と事業活動との調和を志す」としたうえで、「生物多様性の重要性を認識し、社会とのコミュニケーションを図り、生物多様性に関する社会的責任を果たすことを通じて持続可能な社会の発展に貢献する」とした。

基本理念を受けて、行動指針では、(1)地球温暖化防止の取り組みの推進(2)資源の持続的な利用(3)化学物質による環境リスクの低減(4)生物多様性保全への基盤作りーの4点を挙げた。

とくに、化学物質による環境リスクの低減では、「事業活動や製品の使用・廃棄等が生物多様性に与える影響を配慮し、化学物質の排出等に伴う、大気・水質・土壌・生態系などへの環境負荷の低減に努める」とした。