2012年02月03日
帝人グループ、中国でユニフォームの循環型リサイクル展開
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:帝人、帝人ファイバー

帝人グループは、アサヒグループホールディングスの中国拠点2社と共同で、ポリエステル製防寒ユニフォームの循環型リサイクルプログラムを中国で初めて展開する。

中国でユニフォームの循環型リサイクルを展開するのは、農業・乳業事業を展開する山東朝日緑源農業高新有限公司および山東朝日緑源乳業有限公司(両社とも、本社・山東省菜陽市、総経理・前島啓二氏)の2社で、両社の全
社員約200人が着用するポリエステル製の防寒ユニフォームをリサイクルする。

このユニフォームは、帝人ファイバー(本社・大阪市中央区、福島敏秀社長)が製造・販売する再生可能なポリエステル繊維を、南通帝人有限公司(本社・江蘇省南通市、中川浩孝総経理)が製織・染色し、その生地を用いてアパレルメーカーが製品化したもので、今年1月から朝日緑源社2社の社員が着用を開始した。

朝日緑源社2社で使用済みとなったユニフォームは、回収された後、帝人ファイバーが展開する循環型リサイクルシステム「エコサークル」により、同社の松山事業所内にあるケミカルリサイクル工場に運搬され、石油から製造するものと同じ品質のポリエステル繊維として再生される。