2001年01月26日
三菱エンプラ、POM値上げは2月中をめどに満額で全面決着へ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三菱エンジニアリングプラスチックス

 三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、昨年10月下旬に打ち出したPOM(ポリアセタール)の値上げについて、2月中の決着を目指し交渉を進めていく考えだ。
 同社は昨年10月24日、PC(ポリカーボネート)やナイロン樹脂、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)とともにPOMの値上げを打ち出した。値上げ幅は全樹脂ともキログラム当たり20円で、すでに変性PPEなどは決着している。
 10月中に各社出揃ったPOMの値上げは、市場環境が厳しいこともあって交渉が難航してきたが、一部大手ユーザーから満額回答を得るなど今年に入って徐々に進展してきている。
 すでに件数では7~8割が決着しているものの、数量的にはまだ5割前後となっているが、ここに来て原料の値上がりもあることから来月末までににほぼ満額での全面決着を目指す。