| 2012年03月19日 |
| 住友化学、ニューファーム社との販売提携強化へ |
| 【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は19日、豪州の農薬大手、ニューファーム社(豪州メルボルン)との間で、カナダおよび中東欧3カ国(ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ)における農薬の販売提携を強化することで合意したと発表した。 カナダでは、ニューファーム社のグループ会社であるニューファーム・アグリカルチャー社を通じて、住友化学のグループ会社であるベーラント・カナダ社製品を販売する。ハンガリー、ルーマニア、ウクライナでは、それぞれニューファーム社のグループ会社を通じて、住友化学製品を販売する。 カナダでは、既に昨年3月から、除草剤「バルテラ」(Valtera)を、ニューファーム・アグリカルチャー社を通じて販売し、これまで順調に売上を伸ばしてきたが、今回の合意で農薬の提携範囲を拡大する。また住友化学のグループ会社であるベーラント・バイオサイエンス社が製造する植物生長調節剤やBt殺虫剤などの生物農薬も対象に加える。 ハンガリー、ルーマニア、ウクライナでは、今回の合意により、エスフェンバレレート(一般名)やピリプロキシフェン(一般名)といった殺虫剤の販売が強化される。 住友化学とニューファーム社は2010年4月の資本提携以降、販売・製造等の各分野でシナジー効果を発揮していくための取り組みを進めてきた。今回の提携で、ニューファーム社の住友化学製品の販売は、ブラジル、インドネシア、欧州地域などを含めて計15カ国となった。一方、フランス、スペイン、イタリアなど6カ国では、住友化学の関係会社を通じてニューファーム製品を販売中だ。 ニューファーム社は資本金10億5800万豪州ドル。住友化学の出資比率は23%で、同社は引き続きニューファーム社との提携関係を深め、農薬事業の強化・拡大につなげていく方針である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1332122755.pdf |