2012年03月22日
クラレプラ、コンクリート専用排水促進導水パイプ開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレプラスチックス

クラレプラスチックス(本社:大阪市、佐々木 讓社長)は22日、橋梁や高架道路などのコンクリート構造物の内部に浸透した雨水を除去する、排水促進導水パイプを開発したため「クラドリップDC」として、3月29日から発売開始すると発表した。

昨年発売したユニークな導水パイプ「クラドリップ」を、コンクリート専用に改良した。
樹脂製のパイプを特殊な不織布で被覆加工し、施工時におけるセメントペーストの流出を抑え、強度劣化の原因となるジャンカ(セメントと砂利の分離)の発生を防止する。初年度1億円、3年後3億円の売上げを目指す。

<主な機能と特長>
・コンクリート打設後の一定期間、パイプを覆う不織布がセメントペーストの流出を抑える。
・施工完了後は、毛細管現象による高い吸水性能を発揮。
・樹脂素材のため、電位差による腐食が発生しない。
・細かい砂や土、モルタル等を通さず、雨水などの浸透水のみを確実に排水。
・経糸のない独自構造のため、柔軟性が高く施工しやすい。
・埋設時の形態安定性業界トップレベルを実現。
・フレキシブルに編組された中空構造(接合部を有さない)のため、コンクリートの熱膨張と収縮に確実に追従。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1332391901.pdf