2012年04月03日
帝人ファーマ、高尿酸血症治療剤の長期処方が解禁
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、荒尾健太郎社長)は2日、昨年5月から販売している高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」(一般名:フェブキソスタット)について、発売後の市販直後調査などで安全性が確認され、通常1年を過ぎないと認められない14日を超える長期処方が4月1日から解禁になったと発表した。

「フェブリク錠」は、世界で40年ぶりとなる新規尿酸生成抑制剤で、昨年5月の発売以降、実臨床における使用経験が着実に蓄積されてきた。尿酸値が十分低下せずに痛風発作を繰り返している症例では、同剤に切り替えることで97%の症例で治療目標値を達成したことが報告されている。

同剤は、すでに日本を含め米国、カナダ、韓国など世界19カ国で販売開始しており、さらに中国、インド、メキシコ、中東、北アフリカなど世界各国で独占販売契約を締結している。

2014年度までに世界約60カ国での上市、全世界で年間1000-1600億円の売上高(海外導出先の売上高を含む)を目指している。