2012年04月11日
帝人ファーマ、伊社と新規高尿酸血症治療剤で販売提携
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、荒尾健太郎社長)は11日、イタリアの大手製薬会社であるメナリーニ社(本社・フィレンツェ)との間で、帝人ファーマが創製した世界で40年ぶりとなる痛風・高尿酸血症治療剤「フェブキソスタット」(一般名:フェブリク錠)について、中南米、CIS諸国、オセアニアにおける独占販売契約を締結したと発表した。

メナリーニ社は、同剤の欧州での導出先であるフランスのイプセン社(本社・パリ)からサブライセンスを受けて欧州各国で販売展開しており、今回の契約締結によりブラジル、アルゼンチンをはじめとする中南米16カ国、CIS諸国8カ国、オセアニア2カ国の合計26カ国における独占販売権が新たに加わることになる。

これらの地域での発売は2014年以降となる見通しである。

帝人ファーマでは、今回の中南米およびCIS諸国やオセアニアでの契約締結により、販売提携国は117カ国となり、世界の主要国・地域を網羅したことになる。

今後、導出先企業が世界中で販売を開始することで、ピーク時には年間1000億円以上の売上高になると見込んでいる。