2012年04月13日
旭化成エレクトロ、電源IC 生産拠点を延岡LSI工場に統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成エレクトロニクス

旭化成エレクトロニクス(本社:東京都千代田区、鴻巣誠社長)は13日、電源IC事業の体質強化を図るため、生産拠点の統合を行うと発表した。

同社は、シリコン系半導体製品の前工程生産拠点を、延岡LSI工場(宮崎県)と館山事業所(千葉県)の2カ所に持ち、電源ICは主に館山事業所で生産してきたが、2013年秋までに全工程を延岡LSI工場に統合・集約化する。これに伴い館山事業所は閉鎖する。

電源IC は、モバイル機器の普及、省エネニーズの高まりなどから、今後も需要の増加が見込まれているが、微細化や耐圧性能向上といった顧客ニーズにより迅速に対応するためには、投資の集中による競争力のある製造プロセスの維持や製造技術の一層の高度化が必要と判断した。

<用語の解説>
■ 電源IC : 電化製品や携帯機器等の機器内の部品に安定的に電圧を送るために、電池等の電源から供給される電気エネルギーの電圧を制御する半導体製品。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1334294904.pdf