2012年05月15日
電気化学と日本カーバイドが資本業務提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業、日本カーバイド

電気化学工業と日本カーバイド工業の両社は15日、資本業務提携することで基本契約を締結したと発表した。

電気化学は日本カーバイドの筆頭株主である旭硝子(発行済み株式の14.54%を保有)から、市場外取引により日カバ株の5.0%(516百万円)を取得し、旭硝子に次ぐ第2位の株主となる。

日カバは電化の取得総額の2分の1を目安に電化株を市場買付により取得する。

両社は、ともにカーバイド事業を中心に発展してきた歴史を持つ。主力工場も電化が青海(新潟県)、日カバは魚津(富山県)と近い。

また両社は、最近成長性の高い電子材料分野の事業拡大に力を入れてきた。電化はセラミックスや金属製の電子回路基板、ヒートシンク等の製品を開発上市し、日カバはデジタル家電向けのセラミック基板やプリント基板を製造販売するなど、似たような事業展開を行ってきた。

このためセラミックス基板の分野では、両社が保有する技術や設備を有効活用できる。
また、樹脂エマルジョン、食品包装、カーバイド、海外事業などでも積極的に提携関係を強めていく方針である。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1337062526.pdf