2012年05月17日
旭化成、電子コンパス自動調整技術が「恩賜発明賞」受賞
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成エレクトロニクス

旭化成は17日、同社と旭化成エレクトロニクスの社員2氏が発明した「電子コンパスの自動調整技術」が認められ関連特許が、発明協会の平成24年度全国発明表彰で、最高位賞である「恩賜発明賞」を受賞したと発表した。

受賞したのは、
◇山下 昌哉(旭化成 グループフェロー、旭化成エレクトロニクス センサーシステム開発プロジェクト長)
◇疋田 浩一(旭化成エレクトロニクス マーケティング&セールスセンター マルチセンサー事業グループ)
の両氏。

電子コンパスは、地磁気の向きを測定することによって方位角を計算する電子部品だが、両氏はユーザーが特別な操作をしなくても周辺の磁場に対応した調整を自動的に行う手法を開発した。このため電子コンパスの使いやすさが格段に向上し、スマートフォン市場の拡大に大きく寄与した。

また、旭化成・藤原健嗣社長は、同技術の実用化による功績が評価され「発明実施功績賞」を受賞した。

授賞式は6月19日に行われる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1337229092.pdf