| 2000年07月04日 |
| 通産省、化学物質の内分泌かく乱作用の評価試験へ |
| n-ブチルベンゼン、フタル酸ジエチルなど7物質を対象 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
通産省基礎産業局は、環境庁が“内分泌かく乱作用を有すると疑われている物質”としてリストアップしている合計67物質のうち7種類の化学物質を対象に内分泌かく乱作用の評価のための試験を実施することになった。 対象物質は、n-ブチルベンゼン、フタル酸ジシクロヘキシル、ベンゾフェノン、2,4-ジクロロフェノール、フタル酸ジエチル、フタル酸ブチルベンジル、4-ニトロトルエン--の7物質。試験に当たっては、(財)化学物質評価研究機構を起用する。実施期間は平成12年度末まで。スクリーニング試験と二世代繁殖毒性試験を実施して有害性の有無をはかるデータを収集する。平成11年度の補正予算から7億円を活用する。 スクリーニング試験では、ラットを使用する子宮増殖法によって女性ホルモン様作用をチェックするとともに、同じくラットを使うハーシュバーガー法で男性ホルモン様作用を調べることにしている。一方の二世代繁殖毒性試験に関しては、既存のOECDテストガイドラインをベースに、精子検査、ホルモン測定、病理検査臓器の追加等、内分泌系への評価が可能となるようにデザインして実施する。 今回同局が試験の対象に取り上げた物質は、環境庁のリストのうち、わが国において使用の実態がないとされている物質を除く40物質の中で内分泌かく乱作用を含む有害性データが不足しているもの。 化学品審議会の内分泌かく乱作用検討分科会が今年6月8日にまとめた中間報告では、スチレンダイマー・トリマー、ポリ臭化ビフェニル、オクタクロロスチレンの3物質も試験の対象物質にリストアップされていたが、その後の検討の結果、スチレンダイマー・トリマーとポリ臭化ビフェニールは特別な試験等の対応が不要と結論され、また、オクタクロロスチレンは非意図的生成物でサンプルの入手が容易でないことからいずれも対象から除外された。 |