| 2001年01月18日 |
| 米国天然ガス価格が再騰、メタノール操業停止相次ぐ |
| 稼働率全設備の40%に低下、オレフィンへの影響も深刻化 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
米国で寒波の影響から天然ガス価格が再騰し、百万BTU当たり10ドルに近い価格まで上昇してきた。このためメタノール、アンモニア、エチレンなどのオレフィン、MTBEなどの化学品にまで軒並み深刻な影響が出はじめている。 メタノールメーカー筋によると、米国ガルフのメタノール・コントラクト(長契)価格は昨年12月にトン230ドルまで上昇していたが、今年に入り1月分価格として一部メーカーから260ドルのアナウンスがあった。しかしこれは安値の方で、実際に天然ガスから直接生産しているサプライヤーからは、天然ガスにリンクしたフォーミラ価格として400ドルレベルの提示が行われ「それ以下では採算に合わない」との説明が行われている。 実際にボーモント・メタノール社(年産80万トン能力)は昨年12月から、ボーデン社(同100万トン)は今年1月からプラントの操業を停止しており全米500万トンの設備能力のうち現在操業中のメタノールプラントは約200万トンと前例のない操業状態に追い込まれているといわれる。 年間200万トンのメタノールを米国、中東地区から輸入しているわが国にとっても影響は大きく、1月の輸入価格は年末から10ドルアップの240ドル、また2月の輸入価格はさらに10ドル以上上昇して250ドル以上となることは避けられない。「3月以降の入津価格は予想さえつかない」と各社対応に苦慮している。 |