2012年06月08日
クレハ、中国にフッ化ビニリデン樹脂 新工場着工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クレハ
中国子会社の完成予想図

クレハは8日、中国のフッ素材料製造子会社が江蘇省常熟市にフッ化ビニリデン樹脂年産5000トンの第1期工事に着手したと発表した。7日に行った起工式には、王常熟市長ら中国政府要人、工事関係者ら100人以上の来賓が出席し、前途を祝った。

フッ化ビニリデン樹脂は、リチウムイオン電池(LIB)用バインダーや産業用エンジニアリング樹脂として需要が好調だが、とくにLIB用バインダーは、携帯電話、パソコンなどの民生用需要に続いて、最近は電気自動車、ハイブリッド車などの次世代自動車向けや電力貯蔵用定置型設備などの大型用途向けに急成長が見込まれている。また、太陽電池用保護シートや水処理膜向けなど産業用分野にも拡大が期待されている。

クレハは昨年12月、常熟市の新材料産業園区に100%出資の「呉羽(常熟)●材料有限公司」を設立。所要資金60億円で新工場の建設計画を進めてきた。

既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/32468

同社は昨年7月、いわき事業所のフッ化ビニリデン樹脂設備を年産2,700トンから4,000トンに増強しており、中国の新工場と合わせると、年産能力は9000トンと大幅拡大する。

同社は今後も引き続き需要の拡大に対応しグローバル展開を目指す。

【呉羽(常熟)●材料有限公司 新工場概要】
・所在地 中国江蘇省常熟市常熟新材料産業園
・敷地面積 93,00平方メートル
・設備能力 年産 5,000トン (第一期工事)
・稼動開始予定 2014年春
・設備投資額 約60億円

●は気の中のメが弗で、フッ素の意。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1339142191.pdf