2012年06月12日
NEDOの炭素繊維複合材料開発プロジェクトに「技術革新賞」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡、東レ、三菱レイヨン、NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)で推進中の複合材料開発プロジェクトの研究成果が評価され、JEC(本部:パリ)から「技術革新賞 1012(自動車部門)を受賞する。

同プロジェクトでは、量産車の車体軽量化を目指して炭素繊維と熱可塑性樹脂による新規複合材料「CFRTP」に関する材料・成形加工・接合・リサイクル技術を開発しているが、これら先端技術が高く評価された。

受賞式は6月26日からシンガポールで開催される世界最大の複合材料展示会「JEC ASIA」で行われる。

このプロジェクトは、高橋淳・東京大学教授をプロジェクトリーダーとして東レ、三菱レイヨン、東洋紡績、タカギセイコーの各社が参画。新開発した複合材料「CFRTP」は高強度・高剛性だけでなく、量産車使用の絶対条件である高速成形・接合性・リペア(修復)性・高効率リサイクル性などを実現した。

今後量産車への普及が期待されている。