2012年06月27日
日本錬水、分離精製センターを新設し医薬・食品分野を強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本錬水

三菱レイヨングループの日本錬水(本社・東京都豊島務、黒坂康雄社長)は27日、医薬品・機能食品分野における分離精製事業を強化するため、4月1日付で専門組織「分離精製センター」を新設するとともに、三菱化学黒崎事業所内で同センターの研究施設の建設に着手したと発表した。分離精製センターの完成は今年8月末の予定。

日本錬水は、三菱化学のイオン交換樹脂の総販売代理店として、イオン交換樹脂や水処理用化学薬品の販売、関連装置の設計・製作・販売、運転・メンテナンスを行う総合水処理会社である。

同社は、バイオ医薬品や天然の機能性食品、ファインケミカル分野のユーザーが、初期開発段階での高付加価値物質の分離精製ニーズが増加していることから、黒崎事業所に新設する分離精製センターを活用し、分離精製プロセスの開発受託サービスや市場開拓用サンプルの試作サービスを提供していく。
年間20件のプロセス開発テーマの受託を目標にしており、2015年以降に年間売上高20億円を目指している。