| 2012年06月28日 |
| 中国塗料、子会社大竹明新化学の事故発表 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
中国塗料(本社:広島県大竹市明治新開、植竹正隆社長)は28日、塗料用原料である合成樹脂製造子会社、大竹明新化学(本社:大竹市明治新開、河添正雄社長)の工場で27日夜発生した爆発事故について、「塗料原料ワニスの製造タンク内で異常反応が起こったとみられるが、詳しいことは調査中だ」と発表した。 たまたまこの日は株主総会開催日だったため、役員全員が広島入りしていた。直ちに現地に対策本部を設置した。 工場従業員3名が重軽傷を負い入院治療中である。 「外部への有害物質の流出は発生していない」という。 同工場で生産していたワニスなどの塗料原料は、業界各社に応援出荷を要請しており、今のところ必要量は確保できる見通し。 中国塗料の塗料工場は、事故のあった大竹明新化学の工場とは距離的にも離れているため平常通り操業中である。 中国塗料は大竹のほかにも滋賀県や佐賀県に船舶用・工事用塗料工場を持っており、「原料さえ確保できれば、塗料の生産に支障はない」としている。 大竹明新化学は1985年、中国塗料の樹脂・化成品部門子会社として設立。資本金(払込み)8,400万円。従業員70人で、売上高は94億円(2011年度)。 |