| 2012年07月12日 |
| 住友化学、豪・ニューファームとイタリアでの農薬販売提携強化 |
| 【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は12日、オーストラリアの農薬会社であるニューファーム(本社:メルボルン)と、イタリアでの農薬販売について提携関係を強化することで合意したと発表した。 住友化学の現地会社である「住友化学イタリア」が、ニューファームの製造する殺虫剤、殺菌剤、除草剤など全農薬製品の販売ができるようになった。8月1日から実施する。住友化学の農薬製品と合わせて販売することで、顧客の商品に対する選択肢を広げる。 イタリアは、果樹や野菜などの農業生産が盛んで、農薬市場規模は欧州で第3位。このため住友化学は、同国を欧州の農薬ビジネス重点国と位置づけ、事業体制の強化を図ってきた。「住友化学イタリア」の設立はその一環で、昨年、持分法適用会社の「イサグロ・イタリア」を完全子会社化し、商号変更した。 今回、ニューファームとの提携強化により、同社製品の扱い品目が大幅拡大することになった。 住友化学は現在ニューファーム社株の22.98%を保有している。 両社は、すでに世界19カ国で販売提携を行なっており、欧州ではイタリア、フランス、ドイツ、イギリス、オランダなど11カ国にのぼっている。今後も引き続き業務提携を強化し、農薬事業の強化・拡大につなげていく方針だ。 <「住友化学イタリア」の会社概要> ◇社名 :Sumitomo Chemical Italia S.r.l. ◇所在地 :イタリア ミラノ ◇設立 :1993年(2011年現商号に変更) ◇社長 :Andrea Barella(アンドレア バレラ) ◇資本金 :1,000千ユーロ ◇出資比率 :住友化学100% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1342058764.pdf |