2012年07月20日
「目指せ!金」 国際化学オリンピック日本代表壮行会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会、日本化学工業協会、「夢・化学-21」委員会
左から山角、副島、澁谷、加藤の各君

「夢・化学-21」委員会と日本化学会は20日、「第44回国際化学オリンピックアメリカ大会日本代表壮行会」を東京都千代田区の化学会館で開催した。日本代表生徒4人と大学教授などの引率者が出席し、文部科学省および経済産業省の来賓や主催者が激励した。高校3年生の代表生徒4人も一人ずつ決意表明を行った。

壮行会では、主催者を代表して「夢・化学-21」委員会委員長の高橋恭平・日本化学工業協会会長(昭和電工会長)が挨拶し、「日本代表として正々堂々と戦ってきてほしい。これを機会に世界に目を向け、同世代の仲間たちとの交流も深めてきてほしい」と激励した。


引き続き来賓挨拶では、板倉周一郎・文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課長が「悔いのないように全力を尽くし、その成果を日本に持ち帰ってほしい」と、宮本昭彦・経済産業省製造産業局化学課長が「体調を整えるとともに、十分に実力が発揮できるよう祈念している」と代表生徒を激励した。

引き続き、片山靖・化学グランプリ・オリンピック委員会委員長が「国際化学オリンピックアメリカ大会」の概要を説明したあと、下井守・日本化学会教育・普及部門長と西出徹雄・「夢・化学-21」委員会事務局長がプレゼンターとなり、代表生徒へ花束・国旗の贈呈を行った。

これを受けて代表生徒の決意表明が行われた。
◇筑波大学附属高等学校の加藤雄大君は「代表であるとともに野球部員であり、この2つが両立できたのも周囲の支えがあったからこそで、その恩に報いることができるように力を尽くしたい」。
◇大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎の澁谷亮汰君は「お世話になった人たちへの感謝を忘れず、アメリカで多くのものを得てきたい」。
◇立教池袋高等学校の副島智大君は「昨年の大会では金メダルを獲得したが、今年は1位を目指したい」。
◇灘高等学校の山角拓也君は「日本では体験できない海外の生徒との交流を大切にしながら、悔いのない10日間にしたい」とそれぞれ力強く語った。