2012年09月11日
旭化成建材、「サニーライト」終了し「ジュピー」発売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成建材

旭化成建材(本社・東京都千代田区、前田富実弘社長)は11日、ポリエチレン系断熱材「サニーライト」の生産・販売を2013年3月末で終了し、後継品として高性能フェノールフォーム断熱材「ジュピー25」の販売をこのほど開始したと発表した。

「サニーライト」は旭化成ケミカルズ鈴鹿事業場(三重県鈴鹿市)で、「ジュピー25」は旭化成建材ネオマフォーム工場(茨城県猿島郡)で生産している。

同社は、住宅の高断熱化に対応した製品として、「サニーライト」の約2倍の断熱性能を持つフェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」を2000年に、床充填専用フェノールフォーム断熱材「ジュピー」を2010年に販売し、着実に販売数量を伸ばしてきた。

こうした中で、政府が2020年の省エネルギー基準適合義務化に向けたロードマップを発表したことから、「サニーライト」は今後の販売量が見込めないと判断し、生産・販売の終了を決定し、その後継品として「ジュピー」の新規格「ジュピー25」の販売を開始した。

なお同社では、今後見込まれる高性能断熱材の需要増に対応するため、2014年4月の稼働を目標に「ネオマフォーム」および「ジュピー」の生産能力を増強する計画を進めている。