| 2000年12月28日 |
| 中東からエチレンがアジアに流入 |
| 12月単月で1万トンとの見方も |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンターならびに大手商社によると、ここにきて中東からアジア地域にエチレンがまとまった規模で流入し始めた。 数量は特定できないものの、12月単月で合計1万トンを超える量がアジア市場に持ち込まれたと見る向きが多い。そのうちの多くは、台湾に陸揚げされたと見られている。 これまでは、中東のエチレンの余剰分は専ら欧州に回されていた。したがって、日本や韓国の石油化学企業は直接の影響を受けないできた。しかしこれからは、中東の存在も軽視できなくなりそうだ。 しかも、サウジでは大型のエチレンプラントが相次いで増設され、稼動に入る見通しにある。たまたま現在は、エクソン・シンガポールの年産80万トン能力の新プラントが火災事故を起こして操業に入れないでいるのでサウジ勢による積極的な売り込みの影響は大きくないが、エクソンの新プラントが稼動すればアジア地域の需給バランスは一気に崩れる心配がある。日本の石油化学企業は今後かなり長期にわたって減産を余儀なくされると言えそう。 |