2012年09月21日
ダイセルポリマー、長繊維強化樹脂設備を広畑に移転
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセルポリマー

ダイセルポリマー(本社:東京都港区、八木幹夫社長)は21日、長繊維強化樹脂「プラストロン」(商品名)の製造設備を今年10月1日付で兵庫県姫路市網干区のダイセル網干工場から同市広畑区のダイセルポリマー広畑工場に移転すると発表した。

長繊維強化樹脂は金属に代替するプラスチックとして需要が堅調で、特に最近は自動車の軽量化につながる素材として注目されている。

このため同社は、主力工場に統合することで生産能力の増強を図ることにした。

ポリプロやナイロン、ABSなど幅広い樹脂と繊維を組み合わせて特徴のある樹脂を製造する。

生産能力はこれまでの年産2,000トンから30%増の2,600トンに増大する。

設備移転後は、既存のコンパウンド製造設備に隣接した配置とし、統合運転を行う。

また、新規グレードや生産技術開発を担当する技術開発センターとの連携も強化する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1348202946.doc