2012年09月24日
NIMS、金属ガラスの異常軟化現象と剪断帯抑制効果を発見
【カテゴリー】:新製品/新技術
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物質・材料研究機構(NIMS)は24日、東北大学と共同で、金属ガラスに5GPaの高圧下で巨大な剪断ひずみを付与することで、硬度や弾性率が顕著に減少する異常軟化現象を発見したと発表した。この異常軟化に伴い金属ガラスを常温で変形したしたときに発生する剪断帯が抑制されることも明らかにした。

NIMSでは、金属ガラスの円盤状試料に常温で5GPaの高圧下で巨大ねじり加工する方法で剪断歪みを付与した時の力学特性を調べた。その結果、変形量の増加とともに硬さと弾性率が低下し、50回転ねじり加工後は加工前の値と比較して硬さが22%、弾性率が30%と大きく低下した。

これは、金属ガラスの原子レベルの構造が高圧ねじり加工により液体状態に近い状態へと変化する「構造若返り」によって引き起こされたものである。