2000年12月25日
11月の輸入ナフサ価格、2万4,321円
91年1月の湾岸戦争いらいの高値に
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大蔵省が25日に集計した11月の輸入通関統計によると、石油化学用ナフサの11月の総輸入数量は266万3,265キロリットル、総輸入金額は647億7,382万8,000円となった。1キロリットルあたりの加重平均価格は2万4,321円となる。
 これを前月の輸入通関実績に比較すると、総輸入数量は2.2%減、総輸入金額は0.8%増、平均単価は3.1%高(1キロリットル当たり722円高)である。前年同期に対比すると、総輸入数量は0.3%減、総輸入金額は41.0%増、平均単価は41.3%高(同7,112円高)ということになる。
 これで、石油化学用ナフサの輸入価格は5ヵ月連続のアップとなった。単月の価格としては湾岸戦争が勃発した91年1月の2万6,700円と翌月の2万6,100円以来の高水準である。
 11月の通関価格が引き続き上昇したのは、9月から10月にかけての国際スポット相場が原油の同相場に引っ張られるかたちで続騰したことによる。これに伴い11月の炉前価格(国産ナフサ価格も同じ)は同2万6,300円となる。12月の輸入価格も引続き上昇が避けられないと見られている。かねてからナフサの高騰分を製品価格に転嫁できずにきた石油化学企業に取っては大きな圧力となる。