2012年11月16日
エネ庁、2011年度のエネルギー消費量 2.9%減少
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁は16日、2011年度のエネルギー需給実績(速報)を発表した。それによると最終エネルギー消費量は14,537PJ(PJは消費原単位=以下同)で、生産量の減少や節電効果により前年度比▲2.9%減少した。

内訳は産業部門 6,245(前年度比 ▲4.9%)、民生部門 4,907(▲1.4%)、運輸部門3,385(▲1.3%)だった。

エネルギー源別最終消費量で見ると、石炭 1,656(▲4.1)、石油 7,295(▲2.3%)、天然ガス 68(1.1%)、都市ガス1,486(2.4%)、電力3,363(▲6.2%)、熱 632(▲2.3%)、再生エネ 38(47.7%)となり、電力が大きく減少する一方、都市ガスが増加した。

一次エネルギー国内供給は、原子力が前年度比▲64.5%減少し、代替して天然ガス(15.9%)と石油(2.9%)が増加した。

エネルギー起源の二酸化炭素排出量は、原子力発電の順次停止、化石燃料の消費量増加等により前年度比4.4%増加した。(1990年度比 10.7%の増加)

エネルギー自給率は「原子力を国産エネルギー」と見た場合、2010年度の19.1%から12.5%へ7.1ポイント低下した。