2012年11月20日
10月のPS国内出荷、5カ月ぶり5万トン台に回復
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

日本スチレン工業会は20日、10月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は前月に引き続き持ち直し気味で5万568トン、前年同月比1%増で3カ月ぶりに5万トン台となった。

国内出荷は同4%増の5万39976トンで5月以来5か月ぶりに5万トン台に回復した。
この結果、1-10月の国内出荷は50万9528トン、前年同期比7%減で、「60万トン台維持」の可能性を残した。
国内出荷の用途別実績をみると、主力の包装用が2カ月連続して前年比プラスと健闘しており、HIシート、OPS、乳酸菌、射出成形とも前年比プラスだった。電機・工業用は前月比82トン増とわずかながらプラスとなり、フォームスチレン(FS)用はPSP、ボードとも伸びて前年同月比3%増、雑貨・産業用は10%増で5カ月ぶりに6000トン台に戻した。

輸出は依然低調で4カ月連続の前年割れとなり、この結果、出荷合計は5万5652トン、同3%増で3月以来7カ月ぶりに前年比プラスとなった。

一方、SMの生産は定修入りしていた3社3工場が相次いで立ち上がったものの、18万1259トン、同12%減で11カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は同2%減、輸出が同4%減と低調だったため、出荷合計は20万1498トン、同3%減で19カ月連続の前年割れとなった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1353390366.pdf