2000年12月18日
米国のSM市場、年内にも樹脂の在庫調整終了で需給は改善へ
【カテゴリー】:海外
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 PS(ポリスチレン)やABS樹脂など、米国のスチレン系樹脂は、今年半ば頃から供給過剰となっていたが、減産を含めた在庫調整が年内にも終わり、来年以降原料SM(スチレンモノマー)の需給は改善に向かう見通しだ。
 日本の業界筋によると、米国のスチレン系樹脂は、まだ景気が好調を持続していた上半期に多くの樹脂メーカーが増産したが、下期に入って景気が悪化しつつあることから需要が冷え込み、結果的に原料のSMの消費量が減少、需給が緩んだ。さらに、これに原料の高騰が追い討ちをかけ、厳しい状況に立たされていた。
 米国のSMメーカーは、減産を実施する一方、10月以降はアジア市場に数万トン規模の輸出を行っていたが、ここに来てようやく樹脂が在庫調整局面から脱するめどが立っている。
 このため来年以降は、米国の景気の先行きは懸念されるものの、SMの需給は改善に向かう可能性が高まっている。