2000年12月15日
厚生省のシックハウス検討会、第2次中間報告まとめる
新たにEB、スチレンなど4物質にも質内濃度指針値を
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 厚生省生活衛生局は15日、「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会(座長=林裕造・北里大学薬学部客員教授)」の第5回会合を開き、同問題に関する過去2回の検討結果を集約した第2次中間報告をまとめた。
 今回の中間報告の最大のポイントは、弟1次中間報告でリストアップされたホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン--の4物質に加えてエチルベンゼン、スチレン、クロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチル--の4物質についても室内濃度に関する指針値(ガイドライン)を設けるべきとの考えが明確に示されている点にある。これは、4物質それぞれに、一定の値以下であれば人がその暴露を一生涯受けたとしても健康への有害な影響を受けないであろうと判断できる濃度を設定したもの(概要は別表)。同報告書では、これらの物質の採取方法と測定方法についても詳しく述べている。
 また、これに合わせて今回の中間報告では、「総揮発性有機化合物(TVOC)の空気質指針値を策定することも大切」との考えも明示している。具体的には、室内空気質のTVOC暫定目標値として400マイクログラム/立方メートルとすることが妥当との判断を示している。
 こうした指針値の適用範囲については、住居を始め、オフィスビル、病院、学校、養護施設などあらゆる室内空間が対象にされるべきだと指摘している。
 同検討会では、今後も引き続き個別の指針値の策定を検討していく方針である。対象物質としては、テトラデカン、ノナナール、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、ダイアジノンアセトン、アセトアルデヒドなどが有力候補となっている。
 次回の会合は2001年3月の予定。

http://www.c-nt.co.jp/news/voc_data.html">揮発性有機化合物(VOC)の指針値