2000年12月14日
汎用樹脂の11月の出荷、ポリオレフィンの内需が大幅増
包装と物流関連が特に好調、LDPEは22ヵ月連続伸長
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂の11月の出荷実績は、ポリオレフィン3樹脂が国内需要の好調を支えにいずれも前年同月の実績を上回った。しかしPSは、10月とは逆に国内向けも輸出もともにマイナス成長となった。
 特に目を引くのはポリオレフィン3樹脂の国内向けが前年同月を大幅に上回っている点だ。前年11月の実績は、“Y2K問題”と同樹脂各社の値上げ通告とを誘発材料とする需要の拡大によってどの樹脂も国内向け出荷が他の月を大きく上回った。今年11月はそれをさらに5~6%上回っているだけに、樹脂メーカー自身も予想外との受け止め方である。
 中でも目立つのは、LDPEの好調の持続である。同樹脂の場合はこれで22ヵ月連続の前年超えとなった。また、8月以降3ヵ月連続で月間最大規模の記録を続けてもいる。
 各樹脂の主力品種の対前年同月比は、LDPEの一般フィルム用は105%、HDPEのフィルム用は106%、PPの射出成形用は104%となっている。ただしPPの射出成形用のうちの注目の工業部品用は98%にとどまっている。反面、コンテナー用は166%と大幅な伸びになっている。
 このほかの品種で高い伸びを遂げているものとしては、LDPEの電線用の107%、HDPEの射出成形用の127%とパイプ用の117%、PPの繊維用の113%とバンド用の115%--などが挙げられる。HDPEの射出成形用の伸びはコンテナー向けに支えられていると見られる。
 一方のPSは、FS用が101%となった以外は全ての分野が前年割れになっている。
 他方、輸出は4樹脂全てが前年を割り込んでいるが、これは、アジア地域の相場が急落したことに対処して成約を思い切って縮小するところが相次いだせいと見てよさそう。

http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200011.html">2000年11月四大樹脂需要実績(表)