| 2013年02月01日 | |
| 住化・十倉社長会見「寂しさあるが、競争力重要」 | |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
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住友化学の十倉雅和社長は1日午後5時から記者会見し、千葉工場のエチレンプラントを2015年9月の次期定修時までに停止し、必要量を京葉エチレンからの引き取り量の増量で補うことを決めたと発表した。同日の取締役会で決議した。 十倉社長は「エチレンプラントはコンビナートのシンボルであり、(消えることに)寂しい気持ちはあるが、グローバルで成功することで断ち切りたい。国際競争力の方が重要だ」と語った。 千葉工場のエチレンプラントは年産41万5000トン、操業開始からすでに40年が経過している。 一方の京葉エチレンは、年産76万8000トンの生産能力を持ち、わが国では最新鋭・最大規模のプラント。 住化は京葉からの引き取りと千葉工場の再構築によって、100億円前後のコスト削減を目指す。 現在約1000人の工場従業員は、誘導品や付帯設備の合理化を含めて、250人程度を対象に減らす方針。 今後は石油化学事業を千葉、シンガポール(エチレン110万トン)、サウジアラビア(ラービグ・130万トン)の世界3拠点でそれぞれの“役割り”を生かしグローバル展開する。千葉工場はマザー・プラントとして高機能、高付加価値製品の開発、事業化が中心となる。停止後の最適な工場のあり方は今後詰める。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1359699939.pdf |