2013年02月07日
NIMS、ポリマーがCNTを可溶化する過程をリアルタイム解析
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:なし

物質・材料研究機構(NIMS)は7日、次世代材料である単層カーボンナノチューブ(CNT)にポリマーが巻き付く過程をリアルタイムで解析することに世界で初めて成功したと発表した。
これは、NIMSと奈良先端科学技術大学院大学、中国・天津大学との共同研究の成果である。

CNTは、環境に優しいグリーン・ライフサイエンス分野で様々な用途が期待さているが、水や有機溶媒に極めて溶けにくいことがCNTの基礎研究や実用化の際のボトルネックとなっている。

その有力な解決方法として、ポリマーに包んで溶かす「ポリマーラッピング」が盛んに研究されているが、ポリマーがCNTのあたりにどのような機序で巻き付くか、その結果、どのようにCNTが可溶化していくかをリアルタイムで観測することができなかった。

今回、タンパク質やDNA(デオキシリボ核酸)などの生体分子の瞬時の動的な構造変化を解析する手法の「ストップトロフロー法」を採用し、CNTの動的なポリマーラッピング挙動の解析に初めて成功した。