2013年03月29日
旭化成せんい、「ベンベルグ」生産設備を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成せんい

旭化成せんい(本社:大阪市北区、高梨利雄社長)は29日、延岡工場(宮崎県)で再生セルロース繊維(キュプラ繊維)の「ベンベルグ」(商品名)生産設備を増設すると発表した。

総投資額30億円。現有設備に隣接する旧エステル工場跡地に新ラインを建設する。
生産能力は長繊維・現有年産1万5000トンを約10%増加する。2013年4月に着工し、2014年4月に稼動開始の予定。

「ベンベルグ」はコットンリンター(うぶ毛状の短繊維)を原料とする再生繊維。天然由来原料で肌ざわりや着心地が良いなどから、同社では衣類のほか寝装、スポーツなど幅広い分野に展開している。
今後もインドなど新興国向けを中心に需要の拡大が見込まれるところから設備の増強を決めた。