2013年04月12日
昨年の中国プラスチック生産 5000万トン超・プラ工連
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

日本プラスチック工業連盟は、「2012年の中国のプラスチック原材料生産量は5,213万トンと、初めて5000万トンの大台を超えた」と、同連盟発行の“プラ工連ニュース”最新号で伝えた。中国塑料加工工業協会発表の資料や中国貿易統計をベースにまとめた。

■プラスチック生産量
2012年の生産量は前年比8.7%増の5,213万トンで、初めて5000万トンを超えた。
2010年4,360万トン(18.3%増)、11年4,789万トン(10.0%増)と推移。右肩上がりの生産は続くものの、2けた台だった伸び率は鈍化した。
樹脂別ではPEが1,017万トンで前年比6.2%減、PP1,064万トンで横ばい、PVCが1,318万トンで1.7%増加した。

■輸出入の動き
2012年の輸入量は2,370万トン(2.9%増)だった。2009年以降、毎年2,300万~2,400万トンの樹脂を輸入しており、生産は増えてもまだ多くの原材料を輸入に頼っているのが現状のようだ。

樹脂別ではPE が878万トン、PP 527万トン、PS 312万トン、PVC 127万トンなど。この4樹脂計で1,844万トンとなり、全体の約80%を占める。他にはPC・ポリエステルが274万トンと大きいが、ポリアミドの輸入が前年の88万トンから93万トンへと増加した。

一方、輸出量は535万トンで前年比10.1%増加した。
輸出は毎年増え、09年の297万トンから10年388万トン、11年486万トンと推移している。ポリエステル他が220万トンと最も多く、全体の約40%。PE、PP、PS、PVCの4樹脂計は163万トンで約30%を占める。

【関連ファイル】
中国のプラスチック生産・輸出入量
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1365732165.tif