2013年04月19日
中外・大正製薬、新開発の骨吸収抑制剤 試験良好
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:大正製薬、中外製薬

中外製薬と大正製薬の両社は19日、骨粗鬆症を適応症として日本で共同開発中のビスホスホネート系骨吸収抑制剤「イバンドロン酸ナトリウム水和物注射剤」の国内第2/第3相臨床試験結果について、イタリア・ローマで開催中の欧州骨粗鬆症会議2013年次回に報告したと発表した。

骨粗鬆症患者1265人を対象に同剤注射薬を3年間、0.5ミリまたは1ミリグラムを投与した。その結果、骨量の増加により骨折の発生抑制に効果があることが明らかになった。

中外製薬は月1回投与の経口剤も開発中で、現在第3相段階にある。