2000年12月04日
酢ビ・ポバール10月生産落ち込む
輸出減少響く、シンガポール生産に置き換わる
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:クラレ、日本合成化学、酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会が4日まとめた10月の生産、出荷実績によると、酢ビの生産は3万4,584トンで耐前年比79.9%と落ち込んだ。ポバールも1万3,704トンとなり同74.2%と大幅減少した。
 1~10月の生産累計は酢ビが49万1,995トンで、前年比横ばい、ポバールは17万3,940トンで、同95%となった。
 国内向け需要はいずれも高水準だが、ポバールの輸出が減少したことが生産に影響した。業界では、クラレ、日本合成化学両社のシンガポール法人「ポバール・アジア」のポバール年産4万トン設備の稼動が本格化し、日本からの輸出が現地生産に置き換わったと見ている。

http://www.c-nt.co.jp/data/vam/2000vam.html">2000年酢ビ需給実績(酢ビ・ポバール工業会)
http://www.c-nt.co.jp/data/vam/2000pva.html">2000年ポバール需給実績(酢ビ・ポバール工業会)
※iモードではご覧になることができません。