2013年05月20日
出光ユニテック子会社、姫路にナイロンフィルム設備完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光ユニテック

出光ユニテック(東京都港区、秋山高士社長)は20日、興人フィルム&ケミカルズ(東京都中央区、渡辺恒二社長)と合弁の「K&Iフィルム」が兵庫県姫路市の出光ユニテック敷地内に建設中だった、ナイロンフィルム製造設備が完成し、17日竣工したと発表した。年産能力は4000トン。

ナイロンフィルムはラミネートフィルム基材として、レトルト食品のパッケージなどに使用されているが、最近は液体洗剤などの詰め替え商品や産業用分野に用途が広がり、需要は堅調に推移している。海外も中国や東南アジアの経済発展に伴い急拡大している。

このため出光ユニテックと興人フィルムの両社は2011年12月、合弁会社「K&Iフィルム」を設立(資本金2億円で両社50対50)、姫路に新設備を建設していた。

工場には両社が持つチューブラー延伸技術を融合させた製造技術を導入し、高強度で収縮バランスに優れたフィルムを製造する。販売は両社が独自ルートで行う。