| 2000年12月04日 |
| スチレン系製品、アジア市況は反転後横ばい~旧正月明けに期待 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
スチレン系製品のアジア市況は、10月下旬から下落した後11月下旬には反転したものの、12月に入り横ばいから小幅下落で推移している。すでに中国は、米国向けのクリスマス商戦のシーズンを終えており、少なくとも来年の旧正月明けまでは低調な引き合いが続く見通しだ。 スチレン系製品のうち、主原料のSM(スチレンモノマー)は、11月半ばにトン当たり555~590ドルまで下落した後、575~610ドルと反転したが、12月に入り570~610ドルと、ほぼ横ばいで推移している。また、PSは11月下旬に710~840ドルまで下落、現在は720~820ドルとなっており、ABS樹脂も11月下旬以降、970~1,000ドル台の状態が続いている。 SM市況の10月の下落は、米国玉の流入によりマーケットに先安感が出たことにより、底値を見極めようとするユーザーの買い控えによるものと見られ、600ドルを底に反転すると見られていた。実際には中国から米国のクリスマス用の玩具や雑貨向けの需要はすでになくなっており、11月末に反転したとはいえ、昨年のようなY2Kの仮需も無く、当面は大きく需要が増えることは考えにくい状況にある。 このためスチレン系製品は、来年の旧正月明けの需要に期待する向きが多く、それまではSMは600ドル前後、PSは800ドル前後、ABS樹脂は1,000ドル前後を行き来する展開が続きそうだ。 |