2000年04月10日
化学品審議会エンドクリン検討会、評価物質を追加
ノニルフェノール、BPAなど6化学物質を対象に
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 通産省基礎産業局は10日、化学品審議会試験判定部会の下部組織である「内分泌かく乱作用検討会(座長=宮本純之・国際純正応用化学連合の化学と環境部会長)」の第5回会合を開き、化学物質の内分泌かく乱作用の評価に関する当面の検討課題について討議を求めた。その結果、ノニルフェノールなど合計6種類の化学物質を対象に文献等の収集と評価の作業を実施することで各委員の意見が一致した。
 対象となるのは、ノニルフェノールにビスフェノールA、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、アジピン酸ジエチルヘキシル、4-ニトロトルエン(ニトロトルエン酸)--を加えた6物質群。
 化学物質評価研究機構などの協力を得て、早急にこれらの物質の内分泌かく乱作用に関する内外の文献を収集し、今年5月末に開催する第6回会合でディスカッションして見解をまとめる。
 化学物質の内分泌かく乱作用の有無については、98年以降に環境庁が、”同作用を有すると疑われる化学物質”として67物質群をリストに挙げており、このため、これら67物質に対しては一般消費者団体などが時として激しい拒否反応を示す事態となっている。 こうした中で同検討会はこれまで、67物質のうちスチレンダイマー・トリマーなど9物質について科学的評価を進め、問題がないとの見解をまとめている。今回はそれにさらに6物質を評価作業の対象に追加することにしたもの。合計の評価対象物質数は15となる。
 なお、環境庁のリストに挙げられている67物質のうちの27物質はわが国で生産・使用されていないものであり、残り40物質のうち25物質は農薬およびダイオキシン類で占められている。