2013年06月24日
住化、世界初・高解像度インクジェット法ディスプレイ印刷技術開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は24日、高解像度の高分子有機ELディスプレイをインクジェット法で印刷する技術を開発したと発表した。

370ミリ×470ミリサイズのガラス基板を使いインクジェット法では世界初となる解像度423ppiを実現した。

423ppiは、10インチクラスのディスプレイで「4K2K(フォーK ツーK)」と表記される解像度と同等。
つまり、4000×2000ドット(800万画素)に相当する高精細な解像度を示す。

インクジェット法は、ディスプレイ製造工程で必要な部分だけに有機EL材料を塗布することができるため、一般的な蒸着法に比べて低コストでの生産が可能となる。ディスプレイの大型化にも適している。

住友化学ではさらに性能や製造プロセス改善を急ぎ、高分子有機ELディスプレイの量産化に寄与していく方針だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1372040039.pdf