2013年07月02日
東燃ゼネラル石油、日本ユニカーを完全子会社化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ユニカー、東燃ゼネラル石油

東燃ゼネラル石油(本社:東京都港区、武藤潤社長)は2日、東燃化学とUCCが50%ずつ保有していた日本ユニカー(本社:東京都港区、佐藤啓喜社長)の株式のうちUCC保有分(50%)全株をグループ会社が取得し、実質的に日本ユニカーを100%子会社化したと発表した。

日本ユニカーの社名は7月2日から英文表記が「NUC Corporation」と変わった。
日本語社名も2014年1月1日付で「株式会社 NUC 」と変更する予定。

日本ユニカーは“ユニポール法”で知られるポリエチレン主体のメーカーで、川崎コンビナートにLDPE年産18万トンとLL併産12万トン合せて年産30万トンのポリエチレン設備を持つ(経産省化学課調べ)。
これらの経営実態は今後も変わらないと東燃ゼネラル石油では言っている。

東燃ゼネラル石油にとっては川崎に一連の石油精製プラントから、石油化学原料のエチレン(東燃化学)、誘導品ポリエチレンまでと、原料から製品までの一貫生産体制が実現したことになる。

日本ユニカーは1961年、日東化学と米ユニオンカーバイド(UCC)の合弁で設立された「日東ユニカー」が前身。その後三菱レイヨンが参加して「日本ユニカー」となったが、UCCがダウケミカルの子会社となるなど多くの変遷を経てきた。