2013年07月02日
昨年のEPSリサイクル率87.4%で過去最高
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:発泡スチロール再資源化協会

発泡スチロール協会(JEPSA)は2日、2012年の発泡スチロール(EPS)の再資源化動向を発表した。
それによると、2012年のEPS再資源化率は、マテリアルリサイクル(MR)が7万4000トンで前年比4000トン減少したがリサイクル率は56.8%で1.8ポイント上昇、サーマルリサイクル(TR)が3万9800トンで同3800トン減少したがリサイクル率は30.6%で同0.1ポイント低下した。

この結果、合計で11万3800トン、同7800トン減少したがリサイクル率は87.4%で1.7ポイント上昇し過去最高となった。

これについて、塚本耕三・発泡スチロール協会会長は「2011年の東日本大震災で発生した大量のEPSの処理が2012年に処理されたことと、東北地区のリサイクル処理施設が復旧して稼働したことが、リサイクル率を引き上げたとみられる」と分析している。