2013年07月05日

電気化学、シンガポールにカツラ用合繊新工場完成

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：電気化学工業

電気化学工業は、シンガポールのグループ会社であるDAPL社でウィッグ（カツラ）・ヘアピース用合成繊維「トヨカロン」の新工場が完成したと発表した。「トヨカロン」としては初の海外生産拠点となる。 「トヨカロン」は、1952年に電気化学がPVC繊維の工業化に成功した後、1971年以降ウィッグ・ヘアピース用としてアフリカおよびアメリカ向けに拡販してきた。とくにアフリカの頭髪製品市場は、今後5－10％の拡大が見込まれており、日本国外初の「トヨカロン」の製造工場をシンガポールに開設することで需要伸長に対応していく。 生産能力は、現在の大船工場（神奈川県鎌倉市）と合わせて年産2万トンになる。